このバンドが凄い ~Animals As Leaders~
Animals As Leaders は凄い
僕はメタルが好きです。
高校の時からドラムをやっていることもあり、メタル=ドラムかっこいいという勝手なイメージのもと、どっぷりとメタルの世界に浸かっています。
もちろん、どのジャンルでもドラムがかっこ良ければ何でも聞くような雑食野郎なんですが、今回は最近ハマっているインストプログレメタルバンドを紹介したいと思います。
その名も、Animals As Leaders 。
プログレッシブな音楽たち
僕の中で、かっこいいドラムを叩くと思うジャンルの中の1つに、プログレッシブ・ロック、もしくはプログレッシブ・メタルがあります。
プログレッシブなドラムの世界は、とても複雑かつ技巧的にメロディと濃厚に絡み合いながら、壮大に曲を盛り上げていくような、そんな世界です。
僕の好きなドラマーが、ニール・パートやマイク・ポートノイなどプログレの世界で名手と呼ばれる人たちばかりなのも、プログレッシブな世界を好んで生きてきた結果ですね。
機会があれば、RushとかDreamTheaterの紹介もしたいと思います。
みなさんもぜひ壮大なプログレの世界へ足を踏み入れてください。
Dream Theater Instrumedley Full HD version multi display - "The Dance of Instrumentals"
Rush - The Spirit Of Radio (From "Snakes and Arrows")
そんなプログレ大好きな僕が、最近ハマっているのが、インストプログレメタルバンドの Animals As Leadersです。
Animals As Leaders とはなんぞ
Animals As Leaders は、2007年からワシントンD.C.を拠点に活動する、プログレッシブ・メタル/ジャズバンドです。
珍しいバンド構成で、リードギター、サイドギター、ドラムのベースレスバンドで、この三人がバカクソうまいです(褒め言葉)。
ギタリストの二人は8弦ギターを使っていて、ドラムセットかっこいい。
特に、このバンドのリーダーである、リードギタリストのTosin Abasiは、本当にうまい。
曲は、プログレらしく、リズムチェンジやら、変拍子、ポリリズムが頻繁にでてきて、耳が犯されること間違いなしです。
個人的には、ポリリズムを使ったフィルインが大好物なので、聞いていて本当にかっこいいです。
とりあえず3曲ほどチョイス。
おまけ ~Djentについて~
Animals As Leaders は、プログレの中でもDjentというジャンルに入るようです。
以下抜粋
【洋楽】今注目のプログレッシヴメタル/Djent(ジェント)バンドまとめ - NAVER まとめ
Djentは、Meshuggahのギタリスト、Fredrik Thordendal氏が提唱した造語として知られる言葉です。語源はギターの歪んだサウンドを擬声語として表現したもので、日本語では「ズギャン」「ズギュン」などといった擬音が、近いものとして挙げられます。一般的なヘヴィメタルのように中〜低音域を強調したようなサウンドではなく、高音域のジャキジャキとした金属音を強調した音作りをして、且つチューニングは下げる、というところにサウンドメイクのポイントがあります
要するに、リズムが凄いってことなんだと思うのですが、Meshuggah は大好きなエクストリームプログレデスメタルバンド(筆者による造語)です。
メタルの世界のジャンルって多様で複雑化してるから、覚えるの大変ですよね。
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Spirit of Radio: G.H. 1974-1987
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情報とは何者か その2
情報のカテゴリ分け
西垣通先生の基礎情報学において、情報は3つのカテゴリに分けられる。
人間はある目的のために、周りの環境がどのような状態になっているかを、知覚し、概念として自分の中で理解し、その結果に基づいて行動を決定する。このときに環境の中の注目した”もの”や”こと”を、概念化し、記号化したものが「情報」であると理解される。筆者は、このことを簡単に、「情報とは、身の周りにある事象を人が自分と関係づけて理解したもの」という風に理解している。
では、情報とはどのように誕生するのか。3つのカテゴライズは、情報誕生のプロセスを理解するのにも役に立つ。
情報の誕生
生命情報
基礎情報学では、情報は環境の中に既存のものとして客観的に与えられるものではなく、人間の活動のプロセスの中で主観的に生起されるものとされている。これが、生命情報であり、最も原始的かつ一番広義の情報である。
生命情報は、人間の知覚器官により外界から取り込まれるものではなく、刺激を受け、自らの意味構造にもとづいて自己循環的に内部発生させるものである。先に述べた、「情報とは、身の周りにある事象を人が自分と関係づけて理解したもの」という筆者の情報の理解は、要するに生命情報のことだったのである。
人間の内部に主観的に生起する生命情報は、その価値も主観的であり、普遍的な価値をつけることはできない。しかし、同じ環境で生活する集団の内部では、基本的には同一の大賞から、かなりの程度類似した生命情報が生起していると考えられる。人間は、社会的に生物であり、人と人とコミュニケーションを取りながら生きている。この時、やり取りしているのが、社会情報である。
社会情報と機械情報
社会情報は、生命情報を身振りや手振り、言語などに記号化したものである。西垣先生は、人間社会で用いられるあらゆる情報は社会情報であると述べている。典型に使われる社会情報は言語であり、これは記号と意味内容が一体化したものであるが、この記号だけを取り出しものが機械情報になる。つまり、機械情報とは文字通りコンピュータが扱う情報のことで、データと言い換えることができる。
情報システムとは何者か ~序章~
コンピュータが処理する機械情報には、意味は存在しない。つまり、コンピュータや複数のコンピュータで構成されたネットワークは、ただのデータ処理システム(機械情報処理システム)なのである。よく間違われるが、データ処理システムと情報システムは全くの別物である。情報システムとは、生命情報から機械情報までの3つの情報すべてを取り扱う仕組みなのである。
次回は、情報システムについて整理していきたい。
参考文献
・新情報システム学序説、情報システム学会
・基礎情報学―生命から社会へ、西垣通
情報とは何者か その1
情報とは何者か
日常生活の中で、「情報」という言葉を何気なく使っている。実は、分野によって様々な定義が存在する言葉であり、文脈に依存して意味が変わってくる言葉であるのだが、普段会話の中で意識することはあまりないかもしれない。さらに言えば、情報の本質はあまり周知されていないかもしれない。今日、高度情報社会にあって、情報と人間との関わりは大変深いものであり、著しく多様化し複雑化してきている。にも関わらず、情報の本質があまり周知されていないということは、日本の情報教育が偏っているからかもしれない(これには特に深い意味はないが、実感としてそのような教育は受けなかった気がする)。筆者自身の思考整理も兼ねて、いくつかの本を参考にしながら、特に西垣通先生の基礎情報学を根底に置き、この場を借りて今一度「情報」という言葉について考える備忘録を残したい。
情報のカテゴリ分け
先に言ってしまうと、情報という言葉は、生命情報、社会情報、機械情報の3つにカテゴライズされる。この3つのカテゴリに分けることで、多様な意味を持つ「情報」を整理して、文脈に応じて使い分けることができる。例えば、「情報システム」と「情報技術」というとき、どちらにも同じ情報が使われているが、普通の人はどちらの情報も同じ意味と思うかもしれない。しかし、情報システムは生命情報、社会情報、機械情報のすべてを扱う仕組みであり、情報技術は機械情報を扱う手段であって、この2つは厳密に区別されることがわかる。
次回は、3つのカテゴリについて具体的に整理していきたい。
参考文献
・新情報システム学序説、情報システム学会
・基礎情報学―生命から社会へ、西垣通